かなたはて

とりとめもないこと。

【レビュー】『材料力学 考え方・解き方』初心者向けの演習書

萩原國雄『材料力学 考え方・解き方』東京電機大学出版局

https://m.media-amazon.com/images/I/41C0AtRAPXL._AC_UY218_SEARCH213888_ML3_.jpg

 

【目次】

第1章 応力とひずみ
第2章 弾性エネルギ
第3章 曲げ
第4章 はりの強さ
第5章 ねじり
第6章 組合せ応力
第7章 座屈

 

【感想】

 演習形式で材力を学ぶ本。初学者にお勧め。

 問題を解くに当たって必要となる公式の導出と問題を解くときの考え方が丁寧に解説されている。この本の例題と章末問題の一部を解いたおかげで、公式の使い方がよく分かった。特に『図解はじめての材料力学』では理解できなかった剪断応力図と曲げモーメント図の作り方がよく分かった。
 ただし、不静定問題には一切触れていない他、梁のたわみに関する解説が薄いため、これらの項目は他の本で補強する必要がある。