高圧ガス製造保安責任者甲種の勉強記録【3】
検定合格後から国試までの記録。
国試向けの勉強の話
11月中旬の国試*1に向けて9月中旬から少しずつ勉強を始めた。ただ、10月中頃までにやったのは法令の過去問を1年分くらい。
本格的に勉強し始めた10月中旬からは過去問を5年分回して全体の傾向をつかんだ。だけど過去問だけではダメだと思って*2、そのあとに『高圧ガス保安法令 国家試験 攻略のポイント』を読み始めた。というのが、過去問の回答が「法令〇〇条参照のこと」で終わっていることが多く、過去問のみの勉強では理解が進まなかったから。
それからは攻略のポイントと直近5年分の過去問を回しながら、わからないところをまとめていき、試験1週間前くらいから6-10年前の過去問を解き始めた。直近5年分だけでは理解できていなかった箇所が判明したので、追加の過去問をやってよかった。あと結果的に本番の試験では、追加でやった範囲の類似問題が出ていたのでラッキーだった。
参考書の話
法令関係は似たような内容の参考書が多くてどれにするか結構迷った。後人の参考になれば幸い。メルカリやヤフオクに中身の写真を挙げてくれている人がいるので、検索して見てみるのがおすすめ。
法令は暗記科目なので、参考書うんぬんよりも努力がものをいう気もする......。
イラストで学ぶ高圧ガス保安法入門
4月の検定の前に買っていたけれど、ほとんど読まなかった。法令の文章のうち、大事なところを拾い上げていて、それにちょっとイラストが乗っている感じ。 国試一発組の人が使うといいかも。講習で概要は把握できるので、検定組はいらないと思う。
高圧ガス保安法概要
4月の講習の法令の時間に使ったA4冊子のテキスト。おすすめしない。
中身は、法令の解説のパワーポイント + そのちょっとした文章による説明。だけど、パワポの中身が分かりにくいのに加えて、文章も「ここでは~について説明した。」で終わっていることが多く、何の参考にもならない。
概要の理解にはいいかもしれないが、勉強を進めるときには役に立たなかった。特に、高圧ガス法令のような間違い探しをするタイプの試験には×。
高圧ガス保安法令テキスト
オークションサイトの画像を見ると、きちんとした文章による説明 + パワーポイントの構成だった。『高圧ガス保安法概要』の強化版の印象。だけど、パワポの内容は同じ見たいだった。『高圧ガス保安法概要』のパワポの内容に腹が立っていたので自分は買わなかった。
高圧ガス保安法令 国家試験 攻略のポイント
公式HPにレイアウトが紹介されているので参照されたし。
試験に出てくるポイントを主に文章で解説している。たまにパワーポイントも。『高圧ガス保安法概要』のパワポよりはわかりやすい。
非常にいいわけではないけれど、悪くはない参考書と思う。
試験本番の話
法令は朝一からだった。例によって時間いっぱい使って回答を7回くらい見直した。途中で出ていく人も結構いたけれど、県外から来ていて早く帰りたかったり、国試一発組だったりしたのだと思う。
検定申し込みから国試まで8か月くらいなので本当に長かった。
合格発表の話
1月下旬に合格KHKのホームページで合格者の番号が発表され、合格が分かった。公害防止と違って、合格証書が届いた後、免状申請が必要。危険物と似た感じ。