マウス二刀流、あるいはデュアルマウスについて
最近、マウス二刀流を始めた。
マウス二刀流とは、両方の手にマウスを用意してPCを操作するもので、デュアルマウスというオシャレな呼び方をされることもある。
そのメリットは主に以下。
- 右手の腱鞘炎、右肩のコリの緩和
- テンキーとマウスの並行操作
- 左手を使用することによる右脳の活性化
- 歯を磨きながらネットサーフィンできる
- ネットサーフィンしながらメモできる
このように利点は多いものの、右手によるマウス操作が世の標準であるため、デュアルマウス運用には、左手用にマウスを用意するという参入障壁がある。
そこで、これまでに試用した左手用マウスなどを*1紹介したいと思う。
世の中には左手マウスのほかにも、左手デバイスとか左手用外付けテンキーといった選択肢があって、これらを導入すると確かに右手の負荷を軽減できる。
だけどデュアルマウスならではの、どちらの手でもポインタを動かせる楽しさに気付いてほしい*2。そしてデュアルマウスを実践してほしい。そんな記事。
いたって普通のマウス
サンワサプライ MA-WBL164BK
普通の5ボタンマウスを左手用にしましたといった感じ。キー割り当てもできる。普通のマウスが良い人はこれ一択。
Perixx PERIMICE-713L
エルゴノミクス左手型マウス。大きくて垂直型なので慣れないうちは左腕がつりそうになる。ボタン割り当てはできなさそう。
亜種にPERIMICE-718がある。これは713Lより大きいけれどボタンの割り当てができるみたい。
ゲーミングマウス
Logicool G403
左右対称の有線マウス。比較的安価で軽くて6ボタン。キー割り当ても可能。
スペックだけ見ると優秀だけど、肝心のマウスドライバG-Hubがダメらしくて導入したことがない。かなり残念。
無線が良い人はG-PROもある。
これもかなり魅力的だけど、G-Hubが怖いので導入見送り。あと値段が高い。
SteelSeries Sensei Ten
https://jp.steelseries.com/gaming-mice/sensei-ten
スチールシリーズから発売されている有線の両利きマウス。ほかの左右対称ゲーミングマウスとの使い勝手の違いは不明。
ドライバであるSteelSeries Engineは、G-hubや後述のRazer Synapseより悪評を聞かないものの、やっぱり不具合が多いらしい。単純に使用人口が少ないから報告が少ないだけかも。
ほかにSensei 310というモデルもある。
RAZER NAGA LEFT HANDED EDITION
ロマンあふれる左手マウス。側面に12個のボタンがついていて、Razer Synapseを使って、それぞれに機能を割り振れる。でも他のゲーミングデバイス用ソフトと同様に使い勝手が悪いらしい。
Razer Nagaはもともと右手用が標準製品であり、これはその左手版。両手ともNagaで決めれば最強になれる。
価格が高いのとRazer Synapeがちょっとネック。あと日本のamazonでは取り扱ってないので注意。お金があれば是非デュアルナーガを採用したかった!
左右対称モデルがいいときはボタン数がガクッと減るけれどRazer Viper Ultimateがある。
トラックボール
トラックボール全般に言えるけど、マウスよりも肩こりしにくい。左手での操作に不慣れな人はマウスよりもトラックボールのほうがオススメ。
Elecom M-XT4DRBK-G
親指タイプの左手用トラックボール。オーソドックスな作りで初心者にお勧め。右手用もあるのでデュアルトラックボールもできる。エレコムマウスアシスタントでボタン割り当て可能。マウスジェスチャにも対応。
ただし、ボール径が小さくて自分のような不器用な人間はポインタの細かな操作が難しい。左手用の本機と違って、右手用だとポインタ減速ボタンが割り当てられるらしいので、そこが残念。あと、他の親指タイプトラックボールにもいえるけれど、親指が腱鞘炎になるかも。
でも、標準的なつくりなので万人受けするし、左手用マウスに迷ったら取り合えずこれを導入するといい*3。
Kensington ExpertMouse
ケンジントンから出ている左右対称のワイヤレス大玉トラックボール。有線モデルもある。
入力は4ボタン+ホイールの構成。ドライバのケンジントンワークスとかトラックボールワークスをインストールすると、ボタン入力の変更ができて、さらに追加で2ボタン(計6ボタン)の機能を持たせられる。
大玉なので細かなポインタ移動が簡単で、単純に触るのが楽しい。操作感は唯一無二。使いやすいのでかなりオススメ。
でも、結構大きくて高さがあるので手が小さい人にはつらいかも。運用には付属のパームレストが必須というくらい大きい。
左右対称がいいけれど大きいのは嫌という人は、ボタンが2つに減ってしまうけれど、ケンジントンのオービットとかがよさそう。
ケンジントンはほかにも対称形のトラックボールを多数出しているので要チェック。
Kensington SlimBlade TrackBall
エキスパートマウスの亜種。通称SBT。有線モデルのみ。
あちらより高さが低くて操作しやすくて、スクロール操作が楽しい。しかし、ボタンはエキスパートマウスのほうが押しやすい。
どちらか選べと言われたらSBTを選ぶくらい良い機種。
偉大な先人たち
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