かなたはて

とりとめもないこと。

【レビュー】『レオロジー測定の実務とデータの活かし方』レオロジー測定のノウハウ集

上田隆宜『レオロジー測定の実務とデータの活かし方』日刊工業新聞社 
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 『測定から読み解くレオロジーの基礎知識』の続編。購入して流し読みしたところ、前著と同じ感想を抱いた。

 

achiranagih94.hatenablog.com

 

 続編であるこの本では、前著よりも実験法や測定法により焦点が当てられていた。前作同様グラフもたくさん掲載されている。が、凡例の貧弱さも同様である。前作に比べて基礎知識、基礎用語の解説は少なく、実践面の解説がメインといったところ。あと、前著にはなかったコラムが章末に掲載されており、ここで著者の人生観が語られていた。巻末の参考文献は5冊ほど紹介されていた。

 実務でレオロジー測定が急務になった人にはお勧めかもしれない。レオロジーの測定や解釈に関するノウハウがいろいろと詰まっている。しかしあまり読みやすい本ではないと思う。